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支付宝 ”快捷支付”(快速支払い)サービスのユーザー数 4000万人突破

12月6日、Alipay(支付宝)が発表したデータによると、現在のところまで、Alipayの「快捷支付」(快速支払い)サービスのユーザー数は既に4000万人を突破した。
また、「快捷支付」がAlipayの総取引件数に占める割合が50%以上に達している。

データによれば、現在ネット銀行の全体の支払成功率が約60%だけだが、「快捷支付」は90%以上に達している。
この迅速かつ安全な特性はすぐにユーザーに受け入れられた。
「快捷支付」サービスのユーザー数が1000万人から2000万人になるのに約7ヶ月、2000万人から3000万人になるのにほぼ3ヶ月かかった。
しかし、3000万人から4000万人になるのに僅か1ヶ月以上だった。

Alipayの副総裁樊治銘の紹介では、11月の初め頃から、「快捷支付」がAlipayの総取引件数に50%以上の割合を占めているという。
11月の終わり頃に54%に達した。僅か1年未満の時間で、ネットショッピング「快捷支付」の割合は、旧来のネット銀行のWEBページを開いてから支払う古いやり方を超えた。
1998年にネット銀行が中国国内で出来てから14年目の大きな転換点である。

Alipay側の紹介によると、現在のところ、Alipay「快捷支付」は既に160軒以上の銀行と提携契約を結んでいる。
103軒の銀行との提携サービスは既に提供されている。
また、中国国内の銀行に加えて外資銀行もこの分野に参入している。
情報によると、スタンダードチャータード銀行、東亜銀行(香港)の「快捷支付」との提携は間もなく開始する予定。更に、幾つかの韓資銀行も積極的に準備している。

「快捷支付」は今年4月からAlipayが提供している簡易化した支払方法である。
ユーザーはAlipayのアカウントに銀行カードや携帯電話をバインドして、支払う時にAlipayの決済パスワードと携帯電話確認コードを入力するだけで支払が完了する。
この支払方法は、ネット銀行をオープンしたりネット銀行のページを開いたりするが必要がない。

米韓港の銀行は提携に動いていますが、日系銀行はどうしているのだろうか?
日本の商品や日本への旅行を中国へ販売する上で、日本の銀行が積極的にこのようなサービスに参加することは有利に働くと思うのですが。
やはり、電子マネーに関する特許などの問題があるのでしょうか?