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アリペイ(支付宝)の株式譲渡問題に決着 アリババグループ、ヤフー、ソフトバンクが合意

7月29日、アリババグループ、ヤフーとソフトバンクはアリペイの株式譲渡事件について正式に協議書に署名した。

協議書によると、アリペイはアリババグループ及びその淘宝網を含む子会社に支払サービスを提供し続ける。
アリババグループはアリペイ会社及びその子会社に必要な知的財産権を使用することを許可し、関連ソフト技術サービスを提供する。
アリペイ会社はアリババグループに税引前利益の49.9%を支払う。

アリペイあるいはその持株会社が上場または、その他のエクジットによる現金化が行われたら、これらの費用を支払う必要は無くなる。
但し、アリペイの持株会社は上場する時にアリババグループに一度だけのキャッシュリターンを与えることを承諾した。
リターン額はアリペイが上場する時の時価総額の37.5%(IPO価格を基準に)であり、20億ドルを下回らず、60億ドルを上回らない。

この各方面の利益のバランスのとれた協議書はアリペイがライセンスを持つこと及び安全で健康的かつ着実な持続可能な発展を確保することができるとアリババグループ会長の馬雲が述べた。

この決議は交渉の始まった時にアリババグループ、ヤフーとソフトバンクの間で達した2つの原則と一致している。
アリペイと淘宝網の関係構造を確保することで淘宝網の価値を維持し、そしてアリババグループの価値を確保できる。
同時に、アリババグループは合理的な経済的リターンを獲得することができるとしている。

中国ネット株全体への不信を招いたこの事件もついに決着しましたね。