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新華社通信と中国移動が共同で検索エンジンサービスを開始

新華社通信と中国移動(China Mobile)が共同で設立した検索エンジン「盘古搜索(盤古捜索)」(Panguso)(www.panguso.com)が正式に公開。「盘古搜索」は新華社通信の権威のあるニュースや情報資源の利点と中国移動のネットワーク技術の利点を統合して、便利で効率的な検索サービスをインターネットユーザーに提供するとのこと。

同時に「盘古搜索」のモバイルクライアントも公開されている。現在、このクライアントはAndroidに対応している。

これは、人民日報社と人民網が共同で「人民搜索」(Goso.cn)を設立したことに続く、政府系の検索エンジンである。

「盘古搜索」はニュース、ウェブサイト、イメージ、ビデオ、コミュニティ、音楽、時事評論(ニュース解説)などの検索サービスを提供するが、「盘古搜索」の最大の技術革新はPCでの検索結果を携帯電話に送信することができること。
現在、中国移動の携帯番号だけに検索結果を無料で送信することができる。

ニュース検索は「盘古搜索」の重点の1つとして、既存のネットニュース検索サービスよりも情報の権威性、正確性、タイムリー性などの点でサービスの向上を図りたいとしている。
また、時事評論検索サービスは新浪、Tencent、捜狐、網易などのマイクロブログの情報内容をカバーするという。

中国ネット民の反応は、結構冷めた感じか。