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金山網絡(金山ネットワーク)は3000万元を投入して「雲盾」計画。APIを公開

2月21日、金山網絡(金山ネットワーク)は3000万元を投入して「雲盾」計画を実施し、正式にクラウドセキュリティプラットフォームのAPIを公開すると発表した。

金山網絡方面によると、金山網絡はURL安全、ファイル安全検索などを含むクラウドセキュリティプラットフォームを公開する。そして、Webブラウザサーチエンジン、IM、Eコマース、ネットゲーム、ダウンロードツールなどのサードパーティ製アプリケーション提供者が無料で承認されたインターフェイスを使用して、セキュリティ機能やサービスをユーザーに提供することを許可する。
また、サードパーティのセキュリティ機能の開発を助けるために専門の技術チームを成立する。   

情報によると、現在、テンセント、百度などはすでに金山網絡と関連する提携しており、さらに、傲游(maxthon)、火狐(Firefox)などのメーカーも金山網絡と積極的に交渉を行っているとしている。


日本でもクラウドと名の付くセキュリティソフトがあるが、クラウドを名乗るならこのくらいはやってほしいもです。ウイルスファイルのハッシュを外部のDBで検索するだけでクラウドなんだろうか?
筆者も、この日本製セキュリティソフトを使ったことがありますが、PCのスピードが遅くなるので有効期間途中でも使うのを止めました。

企業でも惰性でこのソフトを利用しているところも多い感じなので、一度他の選択肢を検討されてみては良いと思います。
PCのスピードは社員の生産性に直結する部分ですので、効果は高いはずです。

現在は、ウイルスソフトも様々な選択肢があるようです。

ちなみに、マイクロソフトは無料でウイルス対策ソフトを公開しています。
http://www.microsoft.com/security_essentials/?mkt=ja-jp

中国では、このマイクロソフトの無料セキュリティソフトが普及していません。それは海賊版Windowsにはインストールできないためです。
なにせ、有名家電量販店でOS無しPC購入すると、Windowsを漏れなく無料インストール。アップルを購入してもWindowsを漏れなく無料インストールでダブルブートですから。
真正版のWindowsは何処という状態。

そこで、360とか凄まじいウイルス対策ソフトが存在しているという。