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QQ团购(QQ団購)のオープン戦略 テンセントにしてみればGrouponすら単に店子の一つ

最近、テンセントは「QQ团购」共同購入プラットフォームをオープンすることを発表した。これは「QQ空间」(Qzone)、「财付通」(TenPay)、マイクロブログに続いて、テンセントが開放戦略を実行するまた1つの製品である。テンセントの関連責任者によると、「QQ团购」はIM、SNS、支払いなどを統合して「QQ团购」と提携する共同購入サービスプロバイダーに一連の解決案を提供するという。

以前、馬化騰は何回もテンセントが戦略の変換をすることを言及していた。テンセントは、パートナーのすべての革新的なサービスをサポートするためのプラットフォームを作成したいとしている。

今回「QQ团购」の開放はテンセントの共有戦略が一層深くなっていることを示している。テンセント方面の紹介によれば、「QQ团购」開放プラットフォームはすでにテストの運営をしている。「F团」、「联合购买网」、「咕嘟妈咪」、「积享通」、「蓝房网」、「北方天润」、「汇海科技」、「都市传媒」など十軒以上のパートナーと協力関係を達成した。これらのパートナーはQQユーザーに豊富で多様な製品やサービスを提供する。同時に、テンセントの大量のユーザーと運営経験で、これらのパートナーは大きなリターンを獲得した。

情報によると「QQ团购」は春節の後にまた開放の度合いを増やして、更にAPIの数を増やしてゆくという。


QQ团购はテンセントオリジナルの共同購入サイト。このあたりの位置づけは百度における「百度有啊」があるのに、外資との合弁である「楽酷天」も存在している事と同じようなものか。
貪欲に外資の様々なノウハウは取得しておこうという意図は当然あるでしょう。

さらに、テンセントの場合は、自らが開発したネット上のリソースを貸し出す不動産デベロッパーならぬネットデベロッパー的なものも目指している動きが強い。箱ものを作る際に外資のオシャレな雰囲気も取り込んでおきましょうという意図も同時にあるのでしょう。

そういった場合、Groupon自体の中国での成功は怪しいが、テンセントはしっかりと実利を得てまる儲け。失敗しても痛くも痒くもないということに。