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淘宝網の1店舗、子供服の「上海緑盒子網絡科技有限公司」VCから1億元獲得

先日、ネット子供服会社「上海绿盒子网络科技有限公司」は世界的に有名なベンチャーキャピタル会社DCMから約1億元の投資を獲得したと発表した。今年9月にこの服装会社は2000万元の初めての資金調達を獲得した。投資側は米国の挚信資本(Trust Bridge Partners)である。

淘宝網で発展してきたブランドとして、「绿盒子」の発展スピードは業界を驚かせた。「緑盒子」は2006年3月に成立され、設計、開発、生産、販売を一体化した子供服の会社である。2008年12月に電子商取引市場に入って、その月の売上高は12万元だけだった。2009年の売上高は2000万元に達した。2010年の売上高は1億元を突破すると予測されている。

「绿盒子」のサブブランド「Miss de Mode摩登小姐」、「M.I.L Boy爱·制造」と「Jenny Bear珍妮·贝尔」は短期間でかなりの影響力を持つ子供服のブランドになっている。現在、「绿盒子」は淘宝網で販売量が第1の子供服のブランドである。

中国の電子商取引の環境が成熟しているに従って、服装を代表とするネットショッピング業界は黄金時代を迎えていると業界で多くの人が信じている。また、80後、90後の人が結婚や出産年齢になると伴い、結婚祝い、乳幼児のネットショッピング市場の発展はますます顕著になる。2005年国内の子供用品市場の規模は740億元で、2009年は1653億元になった。子供服のネットショッピング市場では、2008年の売上高は6.8億元で、2010年は41億元に達すると予想されている。2011年の売上高は84億元に達すると予測されている。

情報によると、毎年1600億元を超える子供用品の市場では、現在ネットで実現した販売額はわずか2%のみである。それに比べて、現在激烈な価格競争が行われている書籍市場のネットショッピングの市場シェアは15%を超えているので、今後、子供用品の市場は加速度的に成長する可能性があると思われる。

緑盒子の直営タオバオサイト
http://shop33002324.taobao.com/


日本でいえば、ヤフオクとか楽天市場などの店がVCから資金を獲得したと言う感じでしょうか。人口ボリュームが大きい80後世代が結婚適齢期に入りつつあるので、子供用品市場は成長の余地が高いということなのでしょう。実感として、知っている20代前半の中国人女性たちが次々と結婚しているので日本のようにそれ程晩婚化はしていないのかもしれません。

ここ見ると、日本で売られているロリ服を小さくして子供服に変えて売れば、結構中国で流行りそうだ。カエサルのものカエサルへ、ロリ服は子供へ。80後はアニメ大好きだし。

オフィスがアキバだからそういう格好をよく見かける。