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中国 大手家電量販チェーン店がネット安売り店を封殺宣言!

12月12日、話題の「翻新门」事件(8月、京東商城で購入した新しいコンピュータは中古パソコンで、その中に大量の怪しい写真やビデオがあると消費者が非難した事件)を経験した「京東商城」はまた新しいトラブルに陥った。
最近、京東商城は大手の家電量販チェーン店に封殺されるという報道があった。

近年、安売り戦略で京東商城は200%の年間成長率を維持していた。しかし、その急速な拡張は「国美電器」などの伝統的な電器販売店の利益に影響を与えている。同時に、各地域間をまたぐ製品供給モードも家電の伝統的なチャネルに嫌われている。

今年、1.5億ドルの融資を獲得して以来、京東商城は拡張を加速し始めた。業務は伝統のデジタル機器領域からベビー用品、靴、書籍、大型家電などの領域に拡大した。京東商城全体の販売規模も去年の40億元から100億元に急成長しており、京東商城と伝統的なチャネルの対立は更に激化している。

京東商城の急速な拡張を抑制するために、国美、蘇寧などの大手の家電量販チェーン店は措置をとって京東商城を封殺するという。その手法はサプライヤーに京東商城に商品を卸さないように依頼することと、常に最低価格の卸値(つまり、京東商城に卸す価格より安い価格)を要求することである。

12月12日の午後、その報道について、京東商城のCEO劉強東はマイクロブログで応答した。
京東商城を封殺することは暴利の独占で、競争を阻害し、独自の既得利益を保護しようとする手段であると指摘した。また、同業者に公正な競争を呼びかけているという。


日本でも、他店より高かったら安くすると唄う家電量販チェーンも、価格コムに掲載している最安値の価格では売ってくれない。中国も同じだし、さらに歩合販売員の数が多すぎて、彼らがしつこいのであまり快適にショッピングができない。まさに、昔の秋葉原状態である。
中国の人は合理的だからそれならネットで買うという人も多い。価格も安いし当たり前の話なのですが、それが既存の量販店にとっては脅威となっているのでしょう。

それにしても、京東商城のCEOの言うことはもっともだ。