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上海万博便乗へ理屈商売 淘宝網で万博パスポートスタンプ集め代行サービス販売

“万博会場のパスポートと捺印サービスを提供する。ライセンス商品を販売することではない。販売するのはサービスです。”これは最近淘宝網のある販売者が書いた宣伝の言葉だ。

この販売者は、上海に来て万博に行くことができない人や、万博にを見てもパスポートに捺印する時間とエネルギーがない人々に、このようなサービスを提供している。

淘宝網で、このサービスは人気で1ヶ月の販売の記録は3万件を超えたという。

販売者は楊という上海人で、もし必要があったらいつでも彼と連絡することができるという。1冊のパスポートに大体50余り印章を捺印してあり、スタンプが全部捺印されたパスポートは1冊で280元だという。

彼らが販売するパスポートと捺印した印章は、すべて自分が万博会場で買って並んで取得したもので絶対に本物だという。。。。本当だろうか。。実際にやった身としてはかなり疑問。

上海万博会局からの情報によると万博パスポートは上海万博会局からライセンスを受け上海東沃文化メディア有限公司が生産して販売するもので、1冊で30元で売られている。

観光客が万博パビリオンにて捺印するのは無料です。但し、淘宝網でのパスポートの販売を許可していない。この販売者の行為はライセンス権を侵害するものだと上海東沃文化メディア有限公司の責任者が指摘した。

万博の券(左)と万博パスポート

筆者は全く知らなかったのだが、実はパビリオンによってスタンプを押すページが決まっている。写真のやつは筆者のものだから適当に押されている。

それにしても、スタンプ捺印の場所が混んでいると思ったら、こんなことやっている奴がいたのか。道理で一人で10冊くらいパスポートを持ち歩いている奴が何人もいたわけだ。

代行に頼んでまで買うとは、中国の人もこういったコレクション系が好きなんだね。中国人向け日本観光のプロモーションとして、スタンプラリーは良いかもしれませんね。