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中国QQテンセントは間接的にICQの株を買収することに成功した

American On-Line(AOL)が1.875億ドルで同社所属サービスICQをロシア投資会社DSTに売却した取引が今年第3四半期に終了する予定だという。4月中旬に3億ドルを出資してDST株の10.26%を獲得したことにより、テンセントは間接的にだが、望んでいたICQの買収を達成した。

去年12月、AOLはタイムワーナー会社から離脱してICQなどの非中核事業の資産を販売始めた。いくつかの競売入札後、今年4月、AOLはDST、ProfMediaとテンセントが入札者のリストに入っていることを発表した。業界人がテンセントがICQを買収することができるかどうかの問題に関心を持って推測する時、4月13日、3億ドルを投資してDSTの株を買うとテンセントが宣言した。そしてテンセントは10.26%の経済権益と0.51%の総議決権を獲得。その時、業界のアナリストはICQの買収に2重の保険を掛けた行動だと表明した。

10年前、テンセントはICQを参考にしてインスタントメッセージング(IM)ソフトウェアOICQを開発した。その名前の意味はOpenICQで、後にICQから商標を侵害すると非難されてQQに名前を変更した経緯がある。

しかし、中国のインターネット市場の勢いに乗って成長したQQは既にICQを超えた。2009年末に発表されたQQのアクティブ・アカウント数は5億以上。同時オンラインアカウントの最大数は今年3月に1億を突破している。


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