中国インターネット事情

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上海万博でもインパク開催。こちらは高度成長中なのでインパクが盛り上がるかも?

インターネット上海万博(以下インパクと略称)の建設計画によって、インパクも段階的に開放されつつある。しかし、多くの内容は5月1日に万博が開始された後にインターネットで閲覧可能になるという。

インパクwww.expo.cn)は上海万博会の重要な一部で、2つの主要のハイライトの1つとなっていて上海万博すべての展示会場がネット上に3Dで再現されるという。

世界各地のインターネット利用者は、いつでもインパクにアクセスすることができ、さらにユーザーは3次元の万博会展示会場で自由にマウスのみで閲覧することができるという。

インパクの主要な内容は“園区覧勝”で、3次元マップをマウスをドラッグして、パビリオンをクリックすると、その詳しい紹介の部分に入る。ここでユーザーは“全景”、“平視”と“俯視”の三つのモードを選んで、興味を持つ展示館に対して多くの角度から閲覧可能だ。

デジタルパビリオン内部の展示はオンライン万博の最もエキサイティングな部分で、どんなに人気がある展示館に関わらず並ぶ必要がなく閲覧できるのが利点だ。

インパクは多くの“虚拟拓展空間”を開設した。出展者はバーチャル空間の制限がない優位を利用して、時間と空間の制約ため実体の展示館で展示できない展示物をオンライン万博のバーチャル空間で展示するという。

インパクのパビリオンは全部で330余りで、その中“虚拟拓展空間”が開設されている展示館は約110余りだという。

昔、日本でもインパクなんてものもありましたね。団塊の世代で有名な堺屋太一が発案して、日本政府のミレニアム記念事業で行った「インターネット博覧会―楽網楽座」というもので、あまり評判は芳しく無かったアレです。

団塊の世代の考えらしく、大阪万博よもう一度! という思いだったのでしょうが、2000年当時の若者が大阪万博当時の若者である団塊世代ほど、万博如きで踊ることは有りませんでした。

さて、話を上海万博に戻します。日本がそうであったように中国の人々が万博にこれだけいれ込めるのも上海万博が最後なんでしょうね。急速な発展と生活向上への期待が万博に投影されているからこれだけ盛り上がれるのではないでしょうか。今現在、現地にいると確かに踊ってしまいたい気持になってきます。

上海万博のスローガンは、better city better life。そういった向上への期待が無くなれば、ただの遊園地ですから。万博。ディズニーランドにでも行った方がいいって話になります。

このスローガン、上海の至る所で見かけます。