中国インターネット事情

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マイナンバーは100%漏洩する。これ絶対です。

マイナンバーって、流出前提の上で構築されているシステムでしょ。 流出したから何か? って顔で「それは仕様です」しれっと答えると。

このマイナンバー制度は中国ではかなり前からやっていて、番号が書かれているICカードを全国民に配るのも中国とまったく同じ。 そして、いよいよ日本でも今秋から、この中国式の国民総背番号制が導入される。

では、マイナンバー先進国の中国では、このマイナンバーがどのように使われているのか?

政府機関はもちろんのこと、銀行、証券会社、学校、切符を買うとき、ネットを借りるとき、携帯電話を買うとき、ホテルに泊まるとき、就職するとき、家を買うとき借りるとき、病院にいくとき。ネットショップを開くとき。etc.etc... 番号に関与するのは役所、銀行、証券会社、学校、駅、医療機関、電話会社、不動産会社、ホテル、就職先、ネット会社。などなど。こんなの絶対管理できるはずもない。

それは、百度のこの画像検索を見ていただければ容易に理解できるでしょう。マイナンバーだらけですから。。 http://image.baidu.com/i?tn=baiduimage&ps=1&ct=201326592&lm=-1&cl=2&nc=1&ie=utf-8&word=%E8%BA%AB%E4%BB%BD%E8%AF%81

日本の役所も年金機構を見ればわかるとおり杜撰で適当だから、数年後、こうなるのは明らかです。。というか、そもそもこうなることを予想して今回のマイナンバーが作られているのだと思います。

中国のようにあらゆる状況で利用されなければ、マイナンバーはその威力を発揮することができません。事実、日本でも法改正などを行い応用範囲をかなり広げるようです。利用範囲が広がればそれだけ漏洩リスクは増えるのが当然なので、例え漏洩したとしても、導入メリットのほうが大きいと、この制度を設計するときに織り込み済みなのでしょう。

つまり、漏れるのは仕様です。

さて、この仕様で突っ走る中国ではどのような状況になっているのでしょうか? マイナンバー偽造カードはもちろん、マイナンバー作成ソフトとか、ネットにある適当なマイナンバーカードを印刷して使うとか、偽造や成りすましなんかは、日常茶飯事な状況です。 中国では携帯電話を買うときにマイナンバーを要求されるのですが、携帯屋の店員が代行して自分のナンバーで登録してくれたりします。マイナンバー代行屋ですね。

こんな仕様のマイナンバーですから、自分のナンバーは自分で守るしかなさそうです。 嫌がらせで、マイナンバーのネット晒しとかが頻発すると思います。

まあ、中国の人々は意外とあっけらかんとしていて、漏洩していても気にしないみたいですが。

日本でそれは無理でしょう。さらされた番号を変更とか、様々な例外がついに仕様の限界を超えて、動かないコンピューターよろしく、もはやただの社会バグと化す日が来るかもしれません。

中国でうまく行っているからといって、日本でも同じように普及して成功するかは正直微妙なのではないでしょうか。