米MSが発表 20%の中国製PCには工場出荷時からウィルスが入っている
米マイクロソフトによれば、中国製PCにはウィルスが工場出荷時から、20%の確率でインストールされているとのことだ。
つまり、PCを新品で買っても、ウィルス感染済。ウィルス入りPCというわけである。
http://www.techweekeurope.co.uk/news/nitol-botnet-microsoft-chinese-malware-security-cs-92741
マイクロソフトがどうやってこれを発見したか?
彼らはオペレーションb70という調査活動を行っていて、調査として中国でPCを20台購入、そのうち4台がウィルスに感染していたという。
感染しているウィルスはかなり高機能で、PCのカメラやマイクの遠隔制御から、キーボードの入力を読み取るキーロガー、さらにはサイバー攻撃まで行うことができるという。
つまり、PCのあらゆるデータが覗き見可能だし、カメラとマイクで盗撮、盗聴も可能なうえ、いざというときはサイバー攻撃にも利用可能なのである。
この感染済の新品PCは、すごい兵器ではないだろうか。どんなハッカーもかなわない。
最新技術の情報だろうが役所の重要な書類だろうが重要な情報がダダモレで、更には何をやっているのかカメラやマイクで監視できるという1984年のテレスクリーンを超えた性能をもつ。
これはPCの話であるが、いまやPCと同等の機能を持っているスマートフォンも注意が必要であろう。
製造メーカーがその気なら、工場出荷時に簡単にPCに仕掛けたと同じようなバックドアウィルスを仕掛けることができるのだから。
ふと筆者のMacbook(designed by apple in california assembled in china)は大丈夫だよね? と、思ったが、よく考えたらMACOSを使わずに自分で入れたWindowsしか使ってなかった。
もちろん、BootCampにウィルスが入っているとか、ハードウェアレベルでウィルスが入っているとか、考え出したらキリがないが。
最低限、中国製PCを購入したら、ウィルスチェック位はちゃんとしたほうが良さそうだ。
データを盗まれたり、サイバー戦での踏み台にされないためにも。
もちろん、中国製のウィルスチェックソフト以外でどうぞ。
以前、筆者が中国で購入した、買ったばかりのPCが中国製ウィルスチェックソフトでは反応しないのに、Microsoft Security Essentialsでチェックしたところウイルスが発見されたことがあった。
これはウィルスソフトの性能なのか、それとも? といった話になってくるので。