優酷 百度の独占を批判 自社動画サイトの優遇で
優酷のCEO古永锵、CFO劉徳楽は中国国内のインターネット環境に言及した時、百度の独占を批判した。
昔優酷には検索エンジンからのトラフィックが40%を超えたが、現在は僅か20%だと古永锵が述べた。
「国内の独占検索エンジンの動画検索は自分の投資した会社を上位にしている。しかし、中国の反独占対応はまだ整備がされていない。我々は政府の努力でこの独占の現状が変わることを期待している」と劉徳楽が語った。
また、劉徳楽によると、百度で探したい優秀な動画コンテンツが見つからないため、検索エンジンの代わりに動画サイトはユーザーの動画を探す主要なチャネルとなっている。
トラフィックを増やすために、優酷のブランド効果を高めるようにしなければならないという。
古永锵の紹介によれば、優酷の10%~15%のトラフィックはSNSサイトからのもので、20%のトラフィックは検索エンジンからのものである。
優酷も有料動画サービスをスタートしたが、現在のところ、この業務の収益シェアはまだ小さい。
有料動画サービスが優酷の売上高のわずか1%を占めているが、知的財産権と市場環境の変化に伴って、将来この業務はより大きな発展を達成することができると古永锵は信じているという。
筆者は、サーチエンジンが順位付けをしている限り、この問題は避けて通れないものだと考える。
こういった批判は百度のみならずGoogleに対しても行われる場合がある。
結局のところ順位付けのみがサーチエンジンの主要な収益源であるため、この部分の改善は進まない。