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テンセント ネットゲーム市場制圧へ向け、ネットカフェ会社へ投資

テンセントホールディングスは、網吧(インターネットカフェ)サービスプロバイダー「杭州順網科技股份有限公司」に戦略的投資を行ったことを発表した。
この取引は既に11月16日に深セン証券取引所のブロック取引プラットフォームで完了した。
テンセントは約1.3億元で順網科技の3.98%の株式を取得し、順網科技の四番目の株主となった。
これは今年テンセントが華誼兄弟に投資した後に続いて、A株市場での再びの戦略的投資である。

芸龍旅行網、開心網などのプロジェクトに投資した後、テンセント今回はまたインターネットカフェエンターテインメントプラットフォーム上で資本を展開した。
テンセントのこの行動は順網科技のインターネットカフェ市場での豊富な資源を利用して、更にオープンプラットフォーム戦略を拡張することを図っていると思われる。

インターネットカフェプラットフォームサービスプロバイダーとして、現在のところ、順網科技は約半分のシェアを保持している。
また、インターネットカフェのユーザーがネットゲームユーザー全体の40%を占めている。インターネットカフェ市場を占領することはほぼ半分のネットゲーム市場を占めることを意味する。

さらに順網科技は上海新浩芸軟件有限公司を買収する予定。
この買収が完了したら、順網科技は中国インターネットカフェプラットフォーム市場の80%のシェアを占め、インターネットユーザーのカバレッジも大幅に増えて、業界で絶対的なリーダーの地位を確保できる。
それによって、テンセントも利益を得ることができると思われる。

中国のネットカフェを覗くと、ネットカフェ難民はおらず皆ゲームやQQやってますね。