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百度携帯「百度易」いよいよ11月に中国市場に登場予定

9月2日、百度は「百度世界大会」で携帯端末ソフトウェア製品「百度•易」プラットフォームを発表した。
百度•易」はインテリジェントな検索ボックス、クラウドサービス、及び百度の特色のアプリケーションを統合したものであり、業界の注目を引き起こしている。

9月6日、百度のインサイダーによると、「百度•易」プラットフォームの初めての携帯電話は11月に市場に出回る予定である。デルがハードウェアのOEMを担当するという。
しかし、百度はまだ初めての「百度易」携帯電話の価格を明らかにしていない。

百度CEO李彦宏がインタビューを受けた時、「百度•易」は既存のモバイルインターネットのOSと非常に似ていると表明したが、「百度•易」をモバイルOSと明確に呼ばなかった。
しかし、「百度•易」は始まったばかりなので、既存の流行っているOSであるAndroidシステムとの互換性が必要だと彼が語った。

その機能は、電源ON後に即検索可能で、音声検索、単語選択検索、単語分析によってユーザーのニーズを正確に識別することができるという。
さらに、端末とクラウドシステムが完全に結合しており、検索結果の精度を高めることができるという。
同時に、「百度易」携帯は180Gの大きなクラウドストレージを持っており、ローカルにある文章・画像・ビデオ・音楽などのファイルを、スケジュールに従って自動的にクラウド側にバックアップすることができる。
また、お気に入り等も、クラウド側に保存できるという。
なお、これらは更新された部分のみアップロードされ、トラフィックを節約することが可能である。
また百度地図など、百度の特徴あるアプリケーションが付いているという。


百度世界大会」の現場で展示された「百度•易」携帯電話の外見はHTC G5に非常に似ている。

また、今回デルと提携した「百度•易」携帯電話はG1のようなもので、将来はより多くのメーカーから「百度易」携帯が発売される可能性がある。