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支付宝 外資傘下の第三者決済サービス会社「安卡支付」を買収

9月5日、第三者決済プラットフォームの支付宝はすでにオーストラリアの上場会社であるアンカインターナショナルグループ(Oncard International (ASX:ONC))傘下の第三者決済サービス会社「安卡支付」と買収協議書に達していると発表した。
これは2011年5月に中央銀行が第1陣の「支払い業務許可証」を発表して以来、中国国内の第三者決済分野での初めて公開された合併買収(M&A)取引である。

今回の合併買収の完了後に、支付宝と「安卡支付」の業務は統合される。より多くの中国国内のユーザーは支付宝を通じてキャセイパシフィック航空、ドラゴン航空とエバー航空の航空券を購入することができる。

支付宝は今回の買収で「安卡支付」のチームを導入し、その国際航空会社のクライアント資源を吸収することを期待していると最高財務責任者井贤栋が述べた。

易観国際のアナリスト張萌によると、支付宝が「安卡支付」を買収することは第三者決済分野の買収や合併の始まりに過ぎないという。
三者決済企業の事業拡大、及びライセンスを取得している企業の大規模化発展の需要に伴って、大規模な合併買収が間もなく始まるという。

それ以外に、「快钱」、「易宝支付」、「汇付天下」など最初にライセンスを取得した企業も適切な買収のターゲットを探していると表明した。
また、最近、「快钱」は大規模に携帯端末決済分野に進出すると発表した。
多くのライセンスを取得した企業は市場の先制するチャンスを掴もうとしている。これらの状況は第三者決済分野の参入障壁が急速に高くなっていることを意味する。