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中国「返利網」VCより1000万ドルの投資を獲得

8月1日、ネットショッピングの利益リターンをコアとするショッピングガイドサイト「返利網」(www.51fanli.com)は「启明创投」(Qiming Venture Partners)とWalt Disney傘下のベンチャーキャピタル会社の「思伟投资」(Steamboat Ventures)から1000万ドルの投資を獲得したと発表した。

返利網の創設者兼CEOの葛永昌によると、今回の資金調達の成功は、電子商取引の発展の中で、返利網はユーザーとB2C電子商取引サイトを獲得した後も、資本市場でも広く注目を集めていることを示しているという。
なお、今回の資金調達は主に人材募集と市場開発に充てられる。

返利網が発表したデータによると、現在のところ、このサイトはすでに250万人のネットショッピングの会員を持っており、京東商城、当当網、凡客誠品、美団網、淘宝網などを含む約400軒の企業が加入していて、ネットショッピングと共同購入分野のほぼすべての有名企業をカバーしている。
毎月の注文数が120万件を超え、毎月促して成就させるネットショッピングの売上高が約2億元である。

返利網は2006年後半に設立されたネットショッピングの利益リターンビジネスをコアとする、ショッピングガイドプラットフォームである。
ユーザーに対しては、ネットショッピング後の利益リターンのサービスに加えて、割引券、ショッピング価格比較、ECサイトのコメントとネットショッピングの経験交流など多くの無料サービスを提供している。

また、紹介によると、返利網の注文コンバージョン率は25%に達しており、国内B2Cの平均コンバージョン率の20倍以上である。

このサイトを通して提携ECサイトで買うと、ポイントが貰え、商品や現金にも換金できるというサービスである。
日本でも、価格コムでプロバイダサービスを価格コムを通して契約すると、商品券が貰えたりするものがあるが、それと似たようなことをECサイトでやるような感じか。
競争が激烈な中国のEC業界では、このような商売も成り立つということか。