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中国 IPv6へ全面的に移行する為の3年間のスケジュールを発表

6月8日、中国インターネットネットワークインフォメーションセンター(中国互聯網絡信息中心・CNNIC)は各IPアドレスの割り当て同盟メンバー、キャリア、サービスプロバイダー、各ドメイン名登録サービス機関と共同で、「中国インターネット基礎資源IPv6配置を推進するためのサミットフォーラム」を北京で開催した。
会議で参加者代表は共同で「中国インターネット基礎資源IPv6配置北京宣言」に署名した。共同でインターネット基礎資源の持続的かつ急速、健全な発展を促進し、中国インターネットが安全かつ穏健的にIPv6アプリケーション時代へ移行することを推進するためにコミットした。

IPv6のアプリケーションは、国の統一の手配のもとで、基礎資源サービス、キャリア、設備プロバイダ、コンテンツプロバイダなど関連する多くの部分が共同で推進することが必要である。
ドメイン名とIPアドレスの割り当てはインターネット基礎資源として、次世代インターネットを構築する基盤で、IPv6のアプリケーションにとって重要である。

中国インターネット基礎資源IPv6配置のプロセスでは、会議は「次世代インターネット基礎資源サービスプラットフォーム」を構築する計画をスタートすると発表した。
CNNICの主任アシスタント齐麟の紹介によると、次世代インターネット基礎資源サービスプラットフォームはまず、国家ドメイン名サービスシステムが全面的にIPv6をサポートすることを推進し、国家インターネット基礎資源ディレクトリデータベースを構築する。そして、このサービスプラットフォームに基づいて、IPv6アドレスの割り当て計画及び次世代インターネット基礎資源技術の開放型研究を展開する。このプラットフォームは中国次世代インターネットに安定した、安全で効率的な基礎資源サービスを提供する。

また、齐麟の紹介では、中国は国家ドメイン名システムをIPv6へ全面的に移行するために3年間のスケジュールが作成されたとしている。
2011年から、ドメイン名登録サービス機関と共同で10の「下一代可信域名权威域名示范节点(次世代の信用できる権威的なドメイン模範ノード)」を構築するに加えて、キャリアと共同で7つの「下一代可信域名递归域名示范节点(次世代の信用できるドメイン再帰ドメイン名模範ノード)」を構築する。
同時に、IPv6への移行サポートするために、公益のドメイン名解析サービスを提供する。2012年、半分以上の国家ドメイン名登録サービス機関はIPv6の登録と解析をサポートする。
2013年までには、中国の国家ドメイン名登録サービス機関が全面的にIPv6の登録と解析をサポートすることを実現するように努力するという。