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ヤマダ電器2号店オープン 中国で生き残ることができるか?

去年12月に中国で初めての店舗を設立した後に続いて、日本の家電量販店最大手のヤマダ電機は6月10日に天津で中国国内の第2号店をオープンした。

しかし、ヤマダ電機のモードは中国で成功できるかどうかはまだ疑問である。近年、ベストバイ(百思買)、メトロ(麦徳龍)などの外国家電販売チェーン大手は中国市場で家電小売の経営を試してみたが失敗に終わっている。
テンセントはマイクロブログヤマダ電機が中国での発展見通しについて、調査を行ったところ結果は半々である。

国電子商会の副秘書長陆刃波によると、ヤマダ電機が現在直面している問題は、店舗数が国美電器、蘇寧電器と比べ物にならないことである。しかし、ヤマダ電機の中国市場への進出は、より多くの選択肢を中国の消費者に与えることができる。同時に、中国の家電メーカーにとって、販売チャネルが増えることになる。また、ライバルの国美電器、蘇寧電器にとって、競争相手でありながら学習の対象でもあるという。

中国家電商業協会マーケティング委員会副理事長洪仕斌は、ヤマダ電機が中国市場へ進出するタイミングがいいと述べた。ヤマダ電機に何か中国国内の家電チェーンに比べて利点があれば、成功できるだろうとしている。

一方、業界で多くの人々はヤマダ電機の中国での成長について楽観的な見方はしていないという。

新七天電器網のCEO左英杰は、海外の家電量販店チェーンが中国に進出することについて、中国では実体店舗の家電販売チャネルの競争は既に終わったので、国美、蘇寧に挑戦できるチャネルはない。結果は撤退のみだという。また、未来の家電チャネルの競争はECでの競争に限られるとしている。

産業経済ウォッチャー梁振鹏は、ヤマダ電機が中国市場に入るのは遅すぎるので、将来はベストバイと同じ道を辿る可能性が高く発展見込みは悲観的であるとしている。彼曰く米国、日本などの先進国の家電販売モデルは中国市場では通用しないという。
さて、何が通用しないのでしょう。中国のヤマダさんはOSインストールサービスをやっているのでしょうか? これがどういう事かと言えば、中国の家電量販店ではOS無しのPCやアップルPCを買うと無料でWindowsをインストールしてくれるサービスがあったりするのですが。
筆者はこの点に注目しています。mp3検索で伸びた百度に似て、これは外資には難しいでしょう。