中国インターネット事情

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タオバオの取引額4000億元は中国で確実に消費が伸びている証拠。農村にも広がる?

ちょっと前に、2010年に淘宝網のオンライン取引額はすでに約4000億元に達したという話が出ていた。

淘宝網2007年の取引額が400億元。2009年の取引額が2083億元。そして10年の4000元。と確実に増加している。
今後数年間は成長率を維持して2012年に淘宝網の取引額が1兆元に達するものと馬雲が予測している。
しかしながら、現在のところ、淘宝網IPO計画は未だないとCFOの張勇。

中国の農村が確実に変化している。特に観光資源もない寒村だが普通にインターネットが利用できるのだ。道路などのインフラも確実に1年前とは異なっているという。
春節で故郷から帰ってきた知人に聞いたところそんな話をしていた。話によれば毎年帰郷する度に発展しているのだという。

テレビや冷蔵庫など家電も浸透を開始しているようで沿海部から広がった経済力の波が農村部にも次々と押し寄せていると考えられます。
中国の実力の評価には様々なものがあり、バブル経済やパクリ経済だと言い方も多くされています。
ガンダムのパクリ像があったと言う報道がかなりされていましたが、それは面白くはあっても一般の人々に中国の実力を誤って伝えることになるのではないでしょうか。

上海でも北京でもなく、辺鄙な内陸部の農村でもネットが普通に利用できる。これがタオバオ1兆元の実現を裏付ける何よりの証拠だと思われます。
そして、確実に市場が形成されていると考えられるのです。常に評価を誤らないようにする必要がありますよね。