中国インターネット事情

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中国 オンライン・ゲーム運営会社「第九城市」、OpenFeint現地化へ

中国のオンライン・ゲーム運営会社「第九城市」(NCTY.NASDAQ)は未来は力を入れてモバイルインターネット市場へ参入すると発表した。携帯端末のソーシャルゲームプラットフォーム「OpenFeint」を中国市場に導入し、現地化して運営を行うという。

それと同時に、第九城市は「华岩资本」、「成为基金」と「险峰华兴创业投资」この3つのVCと共同で1億ドルを投資して投資ファンド「成就基金」(Fund9)を成立することを発表した。この投資ファンドは主に国内外のモバイルインターネット領域の投資に使用され、買収、ホールディングス、戦略的投資などの方式で協力を展開する。

オンラインゲーム「魔獣世界」(World of Warcraft)中国での運営権を失うことによって、第九城市は赤字の状態が続いていた。第九城市の副総裁沈国定によれば、モバイルインターネットの展開は第九城市の業績を改善することができ、さらに新しいゲームの登場に従い、第九城市は赤字から抜け出し、新たな成長を実現すると信じているという。


OpenFeintとは、主にiPhoneのゲームアプリケーションにソーシャル機能を簡単に付与できるプラットフォームです。例えば、ゲームのハイスコアを、ネット上のデータベースに記録しておき、全世界ランキングを作るだとか、ゲームユーザーチャットができるようにするだとかの機能を比較的簡単に付与できるわけです。
http://openfeint.com/

しかし、Apple自身がGameCenterという似たようなサービスを開始したので、少し微妙な立ち位置に追い込まれていました。
http://www.apple.com/jp/game-center/

中国ならGameやネットは規制されているので、うまく現地化できればアップルをかわせるかもしれない。
そんな読みがあったのかもしれませんね。