中国インターネット事情

ITを中心に中国の事 もろもろ

淘宝網の人材募集サービスプラットフォーム「淘工作」(zhaopin.taobao.com)オープン

現在、「淘工作」(http://zhaopin.taobao.com)プラットフォームには、約1万件の求人情報と求職情報が掲載されている。ネットショップのデザイナー、カスタマーサービス、撮影、営業、商品の配送管理など電子商取引関連の職務が多い。「淘工作」プラットフォームは電子商取引関連に集中するので、総合的な人材募集に足を踏み入れないと淘宝網は表明している。

公開情報によると、電子商取引業界の急速な発展に従って2008年には電子商取引の人材需要が230万人に増加し、2009年、2010年はさらに増加している。今後10年間で中国の電子商取引関連の専門人材は少なくとも200万人が足りなくなると予測する専門家もいる。
こういった予測を踏まえて作成された「淘工作」はネットショップの専門人材に対するニーズを満たすことになり、また、技術者や大学生に実践と就業の機会を提供することにもなるという。

日本でも昔ありましたね。ソフトウェア技術者が不足するっていう話。ソフトウェアクライシスなどといわれて、のちのΣ計画に突き進む原動力になった例の予測です。

勢いがあるときに猫も杓子も入れてしまうと後が大変です。数だけではなく質が重要だと思いますが、日本では今やソフト業界なんてブラック業界の代名詞になってしまっていますから、質が良い人材はこんなところになかなか来るわけもなく。

日本のソフトウェアがダメなのも、そんな理由なんでしょうね。さらに今は昔の勢いすらない状態ですから。なにせ昔は60万人もソフトウェア技術者が足りないとか言っていたのだからこの不景気の時代からすると凄いモノです。ある意味、空港なんかの利用者予測と変わらないのかもしれませんね。

中国は少なくても、今勢いだけはあるので、ある意味まだ、幸せな状態かもしれない。