中国インターネット事情

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富士康科技集団(フォックスコン)下の電子商取引ウェブサイト「飛虎楽購」が最近登場

富士康科技集団といえば、iPhone等を作っている世界でも屈指のEMS(Electronics Manufacturing Service)であるが、近頃は職員が連続自殺をしたことが話題となっていた会社である。

その会社が多角化の一環としてB2Cサイトを始めるというのだ。

「飛虎楽購」(http://www.efeihu.com)はB2Cプラットフォームとして、デジタル家電のネットショッピングセンターを目指という。このB2Cプラットフォームはコンピュータ、デジタルカメラ、モバイル通信、家電製品などの家電を含む以外、また育児製品、人形、ベッドルームアイテムなどの生活用品を販売している。

販売やお支払いや配送のモードは国内の他のネットショッピングのウェブサイトと大体同じで、製品の価格も同類のウェブサイトと同じくらいだ。

Microsoft中国初代の総裁、元シスコ中国の総裁の杜家濱は「飛虎楽購」の理事長を担当するという。現在「飛虎楽購」は北京、上海と深センの三つの地方でオフィスおよび物流サービスを設置。約200人の従業員がいる。

中国市場では、「新蛋中国」および「卓越亚马逊」以外に、劉強東が創立した京東商城は急速に発展している。京東商城はその激安競争力で、「飛虎楽購」のデジタル製品販売領域で最大の競争相手になると思われる。

価格や作りが他のWEBサイトと同じなら何の特徴もないので、後発のこのサイトをわざわざ利用する人は居ない。資金力はあるので今後何か手を打ってくるのだろうか。