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淘宝網の検索アルゴリズム変更以降の順位変動傾向 中小が多少有利に?

8月4日、淘宝網が発表したデータによると、7月8日に淘宝網の検索アルゴリズムが変更された以降、中小の売り手のアクセスが大体上昇したという。上げ幅の最大なのは2星から4ダイヤモンドの売り手で、特に7月15―21日、約25万人の2星の等級の売り手のトラフィックが50%増えて約30万人の2星の売り手のトラフィックが30%増えたという。

新規の著しい効果について、淘宝網の責任者が新規アルゴリズムの主な目的は、消費者のショッピング体験を向上させることなので、誠実・信用で経営する中小売り手にとっても最終的に利益になると述べた。

淘宝網の関連責任者によると、最近淘宝網は消費者が商品に対するコメント、売り手の総合的な評価、売り手のサービスの質などの内容を計算して、検索結果のランキング順位を調整した。さらに買い手に対するショッピング案内機能を強化して、大幅にユーザーのショッピング検索機能を向上させている。

今回の調整は、更に売り手の誠実・信用度及びサービスの質に対する要求を重視するという。売り手が誠実・信用で経営して、上質なサービスを提供すれば、広告を買わなくても自分の検索結果ランキングでの順位を高めることができるということである。


検索アルゴリズムを調整して、王冠など高レベルの信用度ポイントをもつ売り手の順位を多少下げたと言うことなのだと思います。サイトを作ったはいいが全く売れないという初心者の数があまりにも多いので新参入者に優しくしたのでしょう。

それに王冠くらいの取引量がある売り手なら、利益があるのだから、商城へ出店したり広告を買えと言いたいのかもしれません。

つまり、比較的新しい売り手に対してチャンスを与え次代の売り手を育て、また育った売り手からは収穫するというのが、この検索アルゴリズムの趣旨で、淘宝網の利益を増やす手段の一つだと考えられますね。

是は当たり前の話で、プラットホームに入るということはそういうことなのでしょう。