中国インターネット事情

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中国郵政 官のインターネット販売に進出も、競業他社の脅威にならず?

8月2日、「中国郵政」はインターネット業に進出。TOMグループと協力し共同でB2C電子商取引サイト「郵楽網」(ulechina.com)を構築した。

紹介によると、郵楽網は、中国郵政とTOMグループが一緒に設立した、オンラインショッピングとオフライン販売を組み合わせたB2Cプラットフォームだという。 「上海唐购信息技术有限公司」はTOMグループのの全資子会社で、主に郵楽網中国プロジェクトの運営を担当する。

郵楽網は8月10日に正式にオープンする予定であるが、今はテスト営業をしている。主な商品はブランド衣類、バッグ・シューズ・帽子類、パーソナルケア、家庭生活、食品・保健品、母子保健、デジタル製品など7類を含む総合ショッピングサイトになるという。

中国郵政がインターネットに進出することは国家政策やインターネット利用者の消費習慣から見ると、当然の成り行きであるとIResearchコンサルティンググループの総裁阮京文が述べた。

彼によると、中国郵政の優位性により京東商城のように0.75億ドルも物流スキーム構築に使う必要がなく、また郵楽網は通常の宅配便がカバーしきれていない中国の2、3級の都市を覆うことができる。

しかし、中国郵政は伝統企業として電子商取引方面での経験が浅いので市場に適応するには時間が必要で、しばらくは、その他の電子商取引企業に大きな影響を与えることはできないのではないかという。

日本も郵政と銀行との間で、官の民業圧迫が話題になっていましたが、ネット分野って最も官の理屈が通用しない分野ですから、恐らく苦戦は免れないのではないでしょうか。

話は異なりますが、このTOMとえいば中国専用スカイプ(枝付き)の企業ですが、近頃、中国からアクセスすると日本語のスカイプページからリダイレクトでこのTOMさんのサイトに強制連行されてしまうので、簡体中国語のスカイプのページ以外表示できなくなってしまった。。。

なんかなあ。