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上海市GDPの20%超が電子商取引。有名繁華街の仮想モールも登場予定

上海市商務委員会」(Shanghai Municipal Commission of Commerce)の統計情報によると、上海市電子商取引の取引額は2006年の2080億元から、2009年の3250億元に増加して、1.5倍以上成長した。年間平均成長率は15.9%に達する。電子商取引の取引額が、上海市GDPを占める割合は7年前の4.69%から去年の21.81%に上昇した。

昨年末、上海市のインターネット利用者は1171万人に達して、オンラインショッピングの金額は全市の消費財小売総額の5.02%を占めた。インターネット利用者のオンラインショッピングの使用率と平均オンラインショッピングの消費高は全国の首位で、先進国のレベルに近い状態にあるという。

オンラインショッピングの普及と継続的な発展に従い、仮想モールを構築してネット上に南京路(上海一の繁華街南京東路がある)、淮海路(ここも繁華街の一つ)を建設する構想は実現に近付いている。

上海市商務委員会」からの情報によると、積極的に中小流通企業と老舗企業のオンラインショッピング市場への参入を促進するという。上海は重点的に南京路、淮海路、四川路商店街などにある上海の老舗とブランド商品などのオンライン販売を推進する予定だという。

クリックアンドモルタル戦略を導入し、オンライン店舗と実体店舗のシナジー効果を狙うという。

http://www.scofcom.gov.cn/sfic/sc/list.jsp?menuId=47&sonMenuId=69&rightMenuId=0&id=230649