中国インターネット事情

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中国の動画サイトがいつのまにか米国ナスダックに上場していた話

「盛大」(Nasdaq:SNDA )と「華友世紀」(Nasdaq:HRAY)は6月1日に交渉が成立したことを宣言した。「華友世紀」は所属の音楽配信等の携帯電話関連サービスの業務を、3694.4万ドルで盛大に売却した。売却は今年第3四半期に完了する予定だという。今後は、去年「華友世紀」の一部になった動画サイト「酷6網」が「華友世紀」の主な業務になる。

また、情報によると、「華友世紀」は名前を「酷6網」に変更する可能性がある。そして同時に「盛大」所属の「上海艺声网络科技有限公司」というインターネットラジオ放送局を買収する可能性があるという。

これで「酷6網」は動画サイトを業務とする上場企業ということになり、さらに中国最初の海外上場をしている動画サイトということにもなる。今後「酷6網」の株価が、競争相手の「優酷網」や「土豆網」にも影響を与えると考えられる。