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ネットVS著作権! 中国のケース 著作権訴訟で検索エンジンに百万元の賠償を請求

3月16日、“盛大文学有限公司”は上海市盧湾区人民法院百度を提訴し百万元の賠償を求める訴えをおこなった。

盧湾区人民法院は、これを審議する決定を出したとのこと。

訴えの内容は、百度が長い間に盛大文学に著作権が帰属する大量文学作品の海賊版へのリンクを提供して、削除请求を行っても削除しなかったとという。

百度の行為は、原告の情報ネットワーク伝送権を侵害してインターネットの文学産業環境を破壊したと盛大文学は訴える。


2009年12月18日、盛大文学はインターネット文学の著作権保護の研討会を開催。

その会議で、百度海賊版のウェブサイトに対して黙認する態度のため、盛大文学は百度を起訴すると発表した。

同時に海賊版反対を宣言。百人の作家が署名してそれを支持した。

先月、中国音楽著作権協会は百度が作品のネットワーク伝送権を侵害したことで、北京市海淀区人民法院百度を起訴して勝訴を勝ち取ったらしい。

どこの国でも同じだが、中国でもネットと著作権の対立は深刻化しつつあるようである。