中国インターネット事情

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iCloudカレンダー(iPhone、MAC)の出席依頼を使った新種スパム、再び中国より到来か?

Macbook pro 買った。

設定してみたらiPhoneと同じように中国からのカレンダースパムが表示される。iCloudカレンダーにデフォルトで接続されてしまうのだから仕方がない。iPhoneしかりMACしかりというわけだ。黙ってカレンダーアプリのアカウントにあるiCloud「このアカウントを使用」のチェックを外し、代わりにGoogleカレンダーを追加した。抜本的ではないが、表示だけは一応消えます(クラウド側には残されたままなので)。

3週間前、11月初めの1度目の来襲の時、Apple社に真っ先にこの新型スパム報告して対策を求めたのに、まだ何もやっていないのか、Apple社が無為無策で手を拱いている間に、再び大規模なスパム攻撃が11月最後の週末にかけて行われたようだ。

iphone カレンダー 出席依頼 スパムの第二波が来襲。

中国側のスパムチームがスパム攻撃ツールを完成させているのは明らかで、再攻撃は時間の問題だと前回に書いたが、今回それが実行に移された。

今回のスパムで利用された「出席依頼機能」自体はGoogleカレンダーにもある。しかし、Googleカレンダーではこれほど大量のスパムが表示されることはない。つまり、Googleはスパム行為を厳しく監視していることを意味していると思う。もちろん、Googleが完全に安全だと言えるわけではないだろうけど。

Appleクラウドは、その問題対応スピードも含めて大きくGoogleに劣るということなのだろう。このスパムをブロックしようと思えば、それほど難しい技術的ハードルがあるわけではない。単純に同じ文章を何度も書き込む奴や異常なくらい大量投稿してくる奴を締め出せばいいだけだ。それにもかかわらず、1度ならず、2度もあっけなく大規模攻撃を許したとなると、そう考えざる得ない。

せめて、2030年過ぎまで延々と知らない予定で埋められたカレンダーをユーザー側が消せないというなら、Apple社側が特権で削除するくらいのサービスはして欲しいところだ。

もう、iCloudカレンダーは使わないけど、Apple製品を買って設定する度にこれが表示されるのはとても鬱陶しいしうんざりする。

追記 20161130 昔、ツイッターアカウントを乗っ取り、偽レイバンサイトのスパムをやっていた中国のスパムチーム‥

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1501/26/news125.html

この連中が、今回のiCloudカレンダースパムを引き起こしたのだろう。また同じ、偽RayBan(レイバン)の宣伝やってる。日本hp RayBan買いだめ2折。。「2折」って日本ではこんな言い方はしない。

非常に迷惑な連中だけど、こんな数さえ送ればいいというスパムに引っかかる人はほとんど居ないだろうし、額面通り目的は本当にスパムによる宣伝なのかな? 宣伝にしては仕事が適当すぎるというか。むしろ米国IT企業の信用失墜により効果が上がってるのだけど。