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中国にて、韓国版「GALAXY S4」を購入してみた

日本での発売も予定されているらしい、韓国Samsung Electronicsの「GALAXY S4」。
グローバル版や中国版など仕様の異なるものがいくつか存在するのだが、その中でも韓国版は8コアCPU+LTEということで最も高スペックだ。
今回、この韓国版(SHV-E300L)をタオバオにて購入してみた。値段は4800元で高い。


左:ギャラクシーS4 右:初代ギャラクシーノート

Androidは4.2、フルHD画面、1.3Mピクセルカメラと、なかなか高機能である。更に裏蓋を外して電池やシムカードを交換できる。
特にsimを頻繁に変えるような海外組にとっては、iPhoneのように取り出しピンを必要とせず、簡単にsimの入れ替えができるこの原始的な方法が魅力的である。
そして、かなり軽いのも良い点だ。これに比べるとOPPO Find5はズッシリしている。

幾つかの新機能のうち、視線でスクロールをコントロールという機能は今一つで視線で動いたり動かなかったりする。あまり使えないのは確かだ。
万歩計機能は結構いい。

高スペックの筈なのに動きがメチャクチャ速いとも言えない。正直OPPO Find5の方が速い気もする。と思ったら大量のプレインストールアプリがあった。
OPPOにはほとんど入っていなかったので、これがノロさの原因かもしれない。


ベンチマークは高速だが。(Quadrant Standard 2.1.1)

さて、筆者が手に入れたのは韓国版なので当然ハングル文字がデフォルトで表示されていたが、言語設定に最初から日本語があるので一応日本語化することはできた。
一応と書いたのは、日本語の中に微妙にハングル文字が顔を出すからである。
つまり日本語化が不完全なわけで、いろいろといじくれば何とかなりそうだけど面倒なので試していない。
また、GALAXY S4をroot化するツールはすでに存在するが、これもまだ試していない。

円安の今となってはかなり高価な端末だ。その価格を払うほどの価値があるかと言われれば正直なところ微妙だ。
日本では、ドコモの戦略上、安くなるかもしれないが。

PCなんてどれでも一緒という波が、遂に携帯電話の世界にも来たなという感じがする。
フルHDということで、網膜にしてみれば認識できないレベルの上というムダな状況になっていて、当然のことながらいくら目で見たところでその違いは全くわからない。
CPUも高速とはいうけれど、数年前の機種、例えばGALAXY noteと比べても動きの違いはわからない。

フルHDディスプレイが端的な例だが、もはやユーザーが認知できるレベルの外でメーカー同士がバトルしているような状況だ。
となれば、差がわからないので、スマートフォンなんてどれでも一緒という話になる。

取りあえず、「GALAXY S4」を買えば普通のスマホと同じように使えます。スマホが必要で価格が合うなら買ってもいいと思います。数年前にあったようなスマホに対するワクワク感は薄らいでしまっていますので、つまらないですけど。

次の面白そうなガラクタは、やはりGoogleメガネか。