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中国の大学共通テストには、お受験と同じで「親」に条件があった

中国は厳格な戸籍制度がある。
そして以前も書いた通り、その戸籍によって大学入試「高考」の難度が大きく異なるのである。

では、出稼ぎに出ている人の子供はいったどこの場所のテストを受けるのであろうか?
じつは、出稼ぎの人の子供でも出稼ぎ先で試験を受けることは可能だ。

しかし、それには条件があるという。

1.親が安定した仕事についていること。
2.住所があること。
3.ある一定水準以上の収入があること。

条件がなければ、受験生の親は試験の合格ラインが低い北京にみんな出稼ぎに行くだろうか当然か。
それでも外地の人々が増え過ぎて問題になっているという。

それにしても、親の収入とか親の仕事とか、まるで日本の私立学校の「お受験」のような感じである。
いや、お受験は何であっても試験は受けられる。
しかし、この場合は試験も受けられないのだから。凄い話である。