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京東商城から大手家電小売への果し状 価格戦争仕掛けるからかかってこい!

「もう一度言う、価格戦争は終わらない。まだ始まったばかりだ!」

こんな少年ジャンプばりのセリフを吐いているのは、京東商城の社長「劉強東」。
今日のWeiboでも威勢良く吠えている。

彼は、大手家電小売店、「蘇宁」と「国美」への対抗心を燃やし彼らを市場から退場に追い込もうとしているのかもしれない。
しかし、その為には莫大な資金が必要だ。

京東社長のWeiboによると、
今日は各株主と会議をしたばかり、今日资本、雄牛资本、KPCB、红杉、老虎基金、DSTこのような各主要な株主は全員参加した。
株主は、蘇宁と戦うことはみんな知っている。
この戦いには凄い資金が必要。貴方たちはどう思うと株主に聞いたところ、ひとりの株主が我々はお金以外はなにもないと答えたと言う。
そして、思う存分に戦えと言われたと、書いてあった。

ここでも少年ジャンプ的展開。それでいいのかVC。客から言えば、投資家の資金で安く買えるので全然OK。

さらに、Weiboで、
京東の大型家電部門は3年間はゼロ利益でいく。蘇宇と国美より10%以上安くすることを保証するとも言っている。

追い打ちをかけるように、
ベストバイの株価と比べて、蘇宇の合理的株価1.27元まで、まだ遠い。という発言。
まだまだ、右肩下がりなれど蘇宇の株価は高すぎるというものだ。

京東商城の戦いは、まだ始まったばかり!日本のEC 中国進出 完。

まとまった資金が無い限り、もはや、こんなところで戦える筈は無い。これが中国ECの現実である。

政府系新聞は、京東より蘇宁の肩を持っている感じですね。強東社長が突然ホリエモンみたいな感じで捕まらなければいいけど。