中国の清涼飲料水。ミネラルウォーターの成長率は、中国が世界最大
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
2009年の全世界のミネラルウォーターの成長率が2%なのに対し、中国が世界最大の伸びで2005年から2009年まで毎年平均14%以上の成長率を示している。
近年来、国民生活の向上に従って、生活概念が変わり飲料製品は国民生活の重要な一部分となっている。消費は拡大し、消費能力も暫時高まっている。
中国の飲料市場の発展は非常に高速で、市場規模も途切れることなく拡大している。激烈な市場競争の結果、ミネラルウォーターの価格は比較的低い水準にあり、長期的に消費の拡大が見込まれている。中国国内品の価格としては、500mlで1.5元(25JPY)程度となっている。
2009年の統計としては、
・ソフトドリンクの生産量が8086万トン。成長率24.33%
・ミネラルウォーターの生産量は3159万トン。成長率24.6%
・果汁飲料の生産量が1447.6万トン。成長率が37.68%
・炭酸飲料水の生産量は1254万トン。成長率7.09%
このように、中国のソフトドリンク市場は依然高い成長率を示している。市場規模は2009年2669.8億元で2008年の2088.3億元にくらべ19.56%増加している。また、ミネラルウォーターに限った場合、2008年の資料となるが395億元となっている。
こういった状況ですので、日本の水を中国で販売しようという動きはあるようです。また、上海の水は大湖が源流なので、沸騰させてもアオコ毒(ミクロシスティン)が残るので飲むと肝臓をやられるという話もあります。
筆者も去年の夏に現地大湖に行きましたが水面が一面グリーンのアオコだらけで、富栄養化(チッソ・リン等の増加)が相当進んでいる感じでしたね。
中国の湖沼がすべてこうだというわけではないのでしょうが、経済発展にしたがって水質はどこでも悪化していると考えるのが、妥当でしょう。
清涼飲料水が売れるわけです。