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タオバオの拡大が止まらない。中国の電子商取引のすべてを制するか

航空券予約市場の次に淘宝網はホテル予約市場に参入すると発表した。11月29日、淘宝網の旅行プラットフォームに「客栈系统」(旅館システム)(kezhan.trip.taobao.com)が登場した。

約1.7万軒ホテルが「客栈系统」に加入している。

淘宝網旅行プラットフォームの責任者によると、淘宝旅行の旅館商品も同様にアリペイの保証取引に適用する。淘宝旅行は旅館商品の特性によって、アリペイの自動送金時間を客が予約した時に書いたチェックアウト日の3日後に延長した。

また、淘宝旅行「客栈系统」のすべての店は淘宝網の消費者保障サービスに参加している。もし消費紛争が起こったら、双方が合意に達することができない場合、淘宝網が消費者に賠償するという。淘宝網がコミュニケーションと権利保護の責任を負う。また、消費者はサービス問題にあったら直接に淘宝網に苦情を訴えることもできる。

「客栈系统」の登場と伴い、淘宝網は、航空券とホテルという旅行の2つコア製品のを獲得した。淘宝網が旅行プラットフォームを構築し、航空券とホテルの予約業務を展開することにより、「携程旅行網」(www.ctrip.com)、「芸龍旅行網」(www.elong.com)、「去哪儿網」(Qunar.com) などの既存旅行情報サイトとの競争は更に激化すると思われる。

随一の集客力と強力な決済システムを併せ持つタオバオは、中国の電子商取引の全てを支配する可能性も。