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QQのおかげで、MSと新浪(シーナ)が手を結んだ

11月11日、新浪(シーナ)とMSN中国は協力で合意して、正式に戦略的なパートナーシップを締結したと発表した。協力はマイクロブログ、ブログ、IM、ニュース、無線などの製品を含む。新浪とMSN中国は開放の共通認識の下で、全面的に両者の製品を通じて、ユーザーにワンストップのインターネットサービスを提供する。

11日時点で、IM市場No.1のテンセントは360との激しい舌戦に巻き込まれていた。そしてユーザーにQQと360の間から「二者択一」を要求した事件は批判されていた。協力が発表される前に新浪とMSNはそれぞれテンセントのユーザーを奪う行動をとっていた。新浪はUCの宣伝を再開し、MSNは直接にQQ好友導入機能を出した。このやり方でMSNの注目度が急速に上昇し一日あたりの登録ユーザー数が数万人から数百万人に増加した。

今回の提携による新浪とMSNの最初の協力プロジェクトはシーナブログとWindows connectオープンプラットフォームの接続である。シーナブログはWindows Live Spacesの中国公式移転プラットフォームとなった。シーナブログとWindows Live Messengerのアカウントが繋がったら、Windows Live Messengerでシーナブログにログインすることができる。

マイクロソフトが放棄したWindows Live Spaceを受け継ぐことにより、MSN中国のコア製品Windows Live Messengerと新浪マイクロブログの間の協力が注目されている。報道によると、現在、新浪マイクロブログの登録ユーザー数が5000万人を超えているという。

また、先日、新浪は9月30日までの2010年第三四半期の財務報告を発表した。第3四半期の新浪の売上高は1.08億ドルに達していて前四半期に比べて8.9%増。昨年と比べて12.3%増加している。経常利益は2854万ドルに達して、前四半期に比べて9.45%増、昨年と比べて56.1%増えた。

QQの寡占状態と崩す絶好の機会だから、いろいろとやっているようで。QQのblogも移せると便利かもしれないね。