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QQをスパイウェアとして告発する「360安全卫士」をアンインストールしても消えない

最近、「360安全卫士」は個人プライバシー保護ツール「360隐私保护器」の提供を発表した。そのツールはQQのソフトを目標対象として、QQはユーザーのプライバシーファイルやデータをスキャンし勝手にユーザーの情報を収集する不正なスパイウェアだと指摘した。360とテンセントの論争は業界で注目されている。

情報によると、9月27日に発表された360隐私保护器は、QQを監視するソフトだという。インストールされると、360隐私保护器はユーザーのプライバシーファイルやデータがQQにスキャンされた状況を監視し検査する。

360側の説明によると、多くのユーザーから、QQのソフトが許可なしに自身の機能と関係ないコンピュータのプライバシーファイルやデータをスキャンするという苦情を受けた。スキャンされたデータはデスクトップ、マイドキュメント、アクセスしたウェブサイトや動画、さらにはオンラインバンキングのファイルを含むという。それも360隐私保护器がQQを対象とする主な理由である。

360の非難に対して、テンセントはスキャン行為はトロイの木馬を防ぐための安全対策で、ユーザーのプライバシーをスパイするつもりはないと答えた。また、テンセントのQQソフトは決してユーザーのプライバシーを漏らすことはしないと強調した。

また、360隐私保护器というソフトの技術や機能は不完全で、テンセントに対する非難の理由は実はインターネットセキュリティ領域での競争だという主張もある。


「360安全卫士」をアンインストールすると、いくつかのサービスがそのまま残って動いていたりして気味が悪い経験をしたことがある。QQにしても360安全卫士にしても筆者にしてみれば同列なので、取りあえずどうしても入れてみたいという人柱の方は、サンドボックスとなるバーチャルマシン(VM)の利用をオススメしたい。
なにせ、ブラック企業どころではなく無敵の暗黒企業がかましだす強烈なソフトウェア(おもしろい)をぜひ体感したい。でも、PCが汚染されるのはイヤだと言う場合に最適なのだ。

VMとは、ウインドウズ等のOS上の1ソフトとして、他のOSを動作させるためのソフトです。
これさえあれば、Windows上で、リナックスを動かしたり、MAXOSを動かしたりすることができてしまいます。
もちろん、MAC上でWindowsとかリナックス上でWindowsとか、Windows7上でWindows2000とか好き勝手できます。
この1ソフトとして動作するOSに、暗黒ソフトを入れまくって、動作がおかしくなったらそれをゴミ箱に突っ込んでしまえばOK。
勿論、完全に安全ではありませんが、PCのOSに直にインストールするよりはるかに良いと思います。

結構使い勝手がいいバーチャルマシンVM(フリーソフト)
http://www.virtualbox.org/wiki/Downloads

Windows用のVM(フリーソフト)
http://www.microsoft.com/japan/windows/virtual-pc/default.aspx