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中国のネトゲ業界 ますます進む寡占化。3強のシェアが前年比10%拡大

「盛大ゲーム」が最近2010年第2四半期の財務報告を発表したことで、中国国内の9軒の大手ネットゲームキャリアの財務報告が出そろった。データから見ると、ネットゲーム市場の構造は大きく変化している。「網易」は「盛大」を超え、業界で第2位になり「畅游」と「完美時空」の差は更に縮小した。

各会社の財務報告によると、全体としてのネットゲーム業界はもはや過去のように急速に成長をしないが、9大ネットゲーム上場企業の規模は8.99憶ドルに達成した。前四半期の8.63億ドルに比べて4%増えている。前年同期の7.50憶ドルに比べれば20%増えた。

今年第2四半期に「テンセント」、「網易」、「盛大」トップ3のネットゲーム企業の売上規模は合計6.54憶ドルで、9大ネットゲームキャリア全体規模の72.8%を占める。前年同期トップ3のネットゲーム企業の売上は4.69憶ドルで、当時の全体規模の62.5%だったので上昇していることがわかる。

今年第2四半期、「完美時空」、「畅游」、「巨人网络」、「金山」、「网龙」、「九城」6軒のネットゲーム企業の売上規模は総計で2.49憶ドルで、2008年同期の2.81憶ドルに比べて11%下落している。

トップ3とその後の6社のシェアの差が拡大し、中国ネットゲーム業界でも、強者がますます強くなっている状況が現れている。