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2010年第2四半期の中国インターネット経済。前年比50%強の成長達成

2010年7月20日にIResearchが発表した報告書によると、2010年第2四半期に中国のインターネット経済の市場規模は389.4億元に達して、去年同時期と比べて55.9%成長すると予想される。その中でも、PCネットは89.7%を占める。

2010年の第2四半期には、休日や万博、ワールドカップなどのホットイベントがネット経済の成長を引き続き維持することを促進した。

一方、第2四半期に多くのインターネット規制政策が次々と登場した。これらの政策はネットショッピング、サードパーティのオンライン決済やネットゲーム業界に関連して、ネット経済の持続的発展に寄与すると思われる。

IResearchのアナリストの分析から見ると、2010年第2四半期に中国のインターネット経済の市場構造の中、PCネット経済は89.7%を占める。モバイルネット経済の歴史はまだ短いので、市場シェアはまだ低いです。

2010年第2四半期に、ネット経済がGDPの中で占める割合は0.46%に上昇した。ネット経済が国民経済の中で重要性が増しているので、今後もネット経済がGDPに占める割合は上昇してゆくと予測される。

2010年の第2四半期にネット経済は55.9%の高い成長率で急速な成長を引き続き維持している。同時期に予想されているGDPの10.0%の成長率や社会消費財小売総額の21.8%の成長率より高い状態にある。実体経済に比べてネット経済は、更に速い発展を遂げている。

2010年第2四半期に公表された、インターネットへの融資金額は5.9億元で、去年同時期と比べて10.5%下がっている。投資業界から見ると電子商取引は依然、投資家の中で一番人気がある。

2010年第2四半期に電子商取引、ネット広告とネットゲームはネット経済での市場占有率のTOP3として、それぞれ27.6%、21.9%と21.7%を占めている。良好の発展状態のためこれらの業界は引き続き投資家の注目を集めている。

2010年第2四半期、TOP10の企業で34.6%の市場占有率を占めている。テンセントの市場占有率は一番高く12.6%。2〜5番目は百度、盛大、アリババ、網易です。成長段階の中国のインターネット業界はこれから更に競争が激化すると考えられている。