中国インターネット事情

ITを中心に中国の事 もろもろ

就職難、中国の就活。企業も積極的に学生の囲い込みを行っている。起業の手助けも

6月11日-6月12日、淘宝網共産主義青年団中央、淘宝網のパートナーと共同で、全国の大学で行う“就業”をテーマとする大規模なキャンパスでの募集活動を北京大学中央民族大学でスタートした。

淘宝網は少なくとも大学生の雇用市場に、最終的に1万の雇用を提供する予定だという。と言っても、即座に1万人をタオバオ自身が全て雇うというわけではない。

1万人としているが、今回実際に入れるのは100人に満たない数だと思われる。しかし、訓練をうけた学生がネットショップ等で起業することによって発生する雇用も含まれているのであろう。

今回の募集活動のプロジェクトは3段階に分かれている。

5月中旬-6月中旬、淘宝大学は北京、浙江、江蘇、湖北など10個の都市の15の大学でキャンパスの募集活動を開始する。

今回は100の大学で共に100人の学生代表を募集して夏キャンプで訓練をする。

7月-9月の訓練夏キャンプが終った後に、学生の代表が所属学校でチームを創立して、定期的に淘宝網と共同で大学で活動を展開して、「1万のジョブの募集プロジェクト」(今回の活動名)のために活動する。

最後に、年末に第2次試験を経た後に最終採用者を決定するという。

今回の活動は、大学生というだけで他に応募条件を設定していないという。

また、最近淘宝網が発表した最新の就業情報によると、2010年4月30日まで、淘宝網は106万の直接の就職機会を創造し、この106万人の中で半分以上は20-32歳の若者層だという。現在、大学生がネット創業で就業を実現することは潮流になっているという。

現代中国の大学生は就職難ですから、こういったチャンスに挑戦する学生の数は非常に多いと考えられます。企業側としては目ぼしい人材の囲い込みといったところでしょうか。