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中国淘宝網(タオバオ)によって、106万人のしょぼい雇用創出

淘宝網が発表したデータによると、2010年4月30日まで、過去5年間に約106万人は淘宝網の店を経営することで、自らの就職を実現したという。

淘宝網を主な収入源とする売り手の収入の分布で最も多いのが月収1000~2000元で39.3%を占めている。次に多いのが月収は2000~3000元で22%、5000元以上のは7.4%だけだというので、それほど儲かる商売でもないようだ。淘宝網での創業が解決するのは単に雇用の部分であることが伺える。

次に地域別の分布としては、淘宝網で店を経営する人は中国のすべての省と直轄市をカバーしているが50%以上の店を経営するユーザーは長江デルタ、珠江デルタ地域に集中している。

その中でもトップ3は広東省上海市浙江省で、それぞれ23.6%、18.6%と13.1%を占めているという。


中国のタオバオ店経営者も大多数は儲けていない。これは、日本のネットオークションと変わりはない。多少の勝ち組とされる7.4%の5000元組でも、75000JPY程度の儲けにすぎない。タオバオで多くを稼ぐのは中国人でもかなり難しいということだろう。
たしかに、中国のお金持ちは凄いが、タオバオでどんどん高級品が売れるかといえばそれは別の問題だ。