中国インターネット事情

ITを中心に中国の事 もろもろ

中国最大は世界最大。ユーザー数の数ならペイパルではなく支付宝(Alipay/アリペイ)

昨日、中国最大の独立系サードパーティ決済プラットフォーム支付宝(Alipay)は、そのユーザー数がすでに3億を突破したと発表した。

これは中国国内の電子商取引サービスプラットフォームのユーザー数が初めて3億規模を突破したということであり、ペイパルが1億5千万であることを考えると、ある意味、支付宝は世界最大のネット決済プラットホーム企業になったということである。

中国でも、これらのネット決済プラットホームが急速に成長しているのが意外ではない。

理由としては、主に支付宝が創立した信頼できる支払方法により、支付宝は中国のオンラインショッピングにおける信用問題を解決したこと。

それにより、徐々に人々はオンラインショッピングを利用している。

オンラインショップの利用者が増えれば、当然のことながら決済プラットホームの重要性が増してゆくという訳である。

支付宝(Alipay)は、自ら作り出したこの好循環で、すさまじい成長を遂げている。

現在、中国のオンラインショッピング市場の取引額は、支付宝の登場前の10億元ぐらいの規模から、2670億元に激増して、わずかな期間に300倍近くの成長を遂げている。

日本では考えられないすさまじいものだ。