中国インターネット事情

ITを中心に中国の事 もろもろ

百度と楽天の合弁B2C・WEBサイトは、今年の夏か秋に開業予定。淘宝の敵になるか?

百度といえば、中国ではシェアNo1のサーチエンジンであるが、私が使った限りではGoogleの性能には水をあけられている。音楽のダウンロードで利用する人々は、多いようだが。

Googleの撤退問題がどうなるか今のところ不明であるが、百度も新しい利益元に向かって、B2Cの商売を始めている百度有啊”がそれである。

http://youa.baidu.com/?c=922

そしてさらに、日本の楽天と組んで新しい合弁会社を始めるらしい。

ソフトバンクが投資するアリババグループのタオパオとこの夏に激突する予定だ。

中国人の評価では、百度有啊より淘宝のほうが圧倒的に高い。

知名度が高く、物が多いからだ。インターネットで一度こうなってしまって、逆転できた例はほとんどない。

ネットショッピングなら楽天だし、オークションならヤフオクだ。中国ではネットショップなら淘宝と相場が決まっているということだろう。

さらに、中国人の評価では百度有啊は2番でもなく、QQが2番目のショッピングサイトという認識のようだ。

楽天のノウハウを元にテコ入れを図るのだろうけど、楽天のシステムは使いにくいと評する人も多いので、どの程度巻き返しが図れるかは、疑問かもしれない。

楽天の強さはどちらかというと、システムそのものではなく、その営業力だからだ。

中国人に日本の営業力がおいそれと通用するはずがないのは。誰でも知っていることである。

もし、中国のネットモールなら、まずタオパオ! これで良いと思う。

淘宝の出店料は無料だ。日本の楽天とは大きな差があると言わざる得ない。