上海浦東空港から市内へ行くバスに乗車中に事故にあう
数日前の13日、春秋航空で茨城を飛び立ち、ほぼ定刻どおり浦東へと到着していた。
次の北京行き(虹橋空港)までの時間は余裕があったので、価格の安い空港バスで市内へ向かうことにした。
疲れていたので眠っていると運転手が急ハンドルを切ったので目が覚めた。
見ると、いきなりに中央分離帯に正面衝突コース。終わったかと思ったが、
運転手がさらに急ハンドルを右に切り、隣を走っていた乗用車と衝突。
乗用車は中破、バスは擦った程度か。
両者ともその場に停車した。
乗用車からは、中国人と欧米人が下りて来た。
バスの乗客もザワザワと騒ぎ始める。
幸い、両者とも人的被害はないようだった。
少し面倒なことになったと筆者は思った。事故見聞やらなにやらで足止めを食うと思ったからだ。
今回は同日中に北京に行かなければならない。
遅れに遅れ、北京には結局夜中に着く羽目になったのは以前書いた通りなのですが、この時は事故でどの程度時間が取られるかが気になっていた。
案の定、高速道路の出口で止まったまま数十分が経過していた。まあ、あの世行きにならなかっただけラッキーだったのだが。
乗客達があの乗用車が悪いと盛んに言っている。
どうやら、乗用車が急に割り込んできたために中央分離帯に衝突しそうになり、今回の事故に至ったようだった。
筆者的には、バス側の運転手も寝ていて反応が遅れたような気もしたが。
その乗用車に乗っていた欧米人がいきなりトランクからスーツケースを取り出すと、そそくさとどこかに歩いて行った。
もしかしたら、あの欧米人が運転をしていたのかもしれない。
全く動かないし警察が来る様子も全くない。しびれを切らし筆者も何処かへ行こうかと考えていたら、遂にバスが動き始めた。
警察による事故見聞を全くやらないで大丈夫なのかと思っていたが、どうも乗用車とバス側で既に示談が成立したようだった。
恐らくは、あの逃げた欧米人が運転をしていて事故ったので、乗用車側がすべてバス側に賠償するという話になったのではないだろうか。
保険なども、ろくに無いのだろうから警察を呼ぶということもしないのだろう。これは万一、何かあっても何も出ないということだ。
日本でもバスの問題はクローズアップされているが、管理されている筈の日本でさえかなりいい加減なことがいろいろ暴露されているのに、中国ならばどうなるか。
言わずもがな。
筆者は、その衝突したバスにそのまま乗り、目的地に向かう途中で衝突事故を2件見た。
中国に来る皆さまお気を付けて。