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「Galaxy S5」発表も特に目新しさなし。興味も無し。組立工場が作った普通の携帯に見える

中国製携帯の品質も大幅にアップしているなか、サムスンがどんな携帯を投入してきたのか?

GalaxyS5のスペック:
ディスプレイの解像度は1920 x 1080で、筆者も所有する旧型のGalaxyS4や、OPPOや小米など多くの中華携帯と同じです。
CPUは2.5GHzのSnapdragon 800クアッドコアプロセッサーで2GBのRAMを搭載しています。
背面カメラは1600万画素。
動画はUHD(4K)で撮影可能で、指紋スキャナや心拍計も内蔵しているとのことです。
電池は2800mAh。重量145g。

このような極めて普通のスマホサムスン最高級機のGalaxyS5として発表せざる得なかったのは、Androidスマホの技術があまりにも一般化していて、サムスンと言えども、もはやただの組み立て工場に過ぎないということを世界に曝してしまっているという状況なのでしょう。

つまり、外見が違うだけで中身は皆同じなので、韓国ギャラクシーと中華携帯の小米とかOPPOとか魅族などとの本質的な差はほとんどなく、どれを購入しても同じだという事実です。
何れ、同じモノなら、安いモノでいいということになるのでしょう。

今までの10倍持つバッテリーとかを搭載しない限りは、サムスン携帯部門と言えどもGoogleの為に赤字垂れ流しをする部門に落ち込むのは時間の問題です。

日本のメーカーもテレビはテレビ局の為に赤字を垂れ流し、PCはマイクロソフトの為に赤字を垂れ流しをしていましたが、組立工場のままで自らがテレビ局やマイクロソフトになろうという野望を持たなかったが故に駆逐されました。
Googleやアップルは自らがそれになろうとしたところが、運命の分かれ目だったのではないでしょうか。

この程度の普通の携帯を最高級機として発表してしまうサムスンもただの組立工場ですので、その行く先は厳しいものがあるのではないかと思います。