中国インターネット事情

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日本の無料マンガ配信は中国の海賊版以下 これって速読訓練ですか?

集英社とテンセントが組んだとか、正式版のガンダムYoukuで見れるとか、
日本のマンガに対してもようやくきちんとライセンス契約を結ぶようになってきた最近の中国。

カン流ドラマに関しては、中国の動画サイトでもかなり以前からライセンスを結んでいたので、やっと結んだかという感じです。
最近は中国の動画サイトから削除されているアニメも多くなってきましたね。

もちろん、中国のずうずうしい動画サイトがそんな簡単に諦めるはずもなく転送にてこれに対抗している模様。
Youkuに無くても土豆、土豆に無くても、LeTVとか。
とはいっても、時代の流れか上場会社が大々的にやるのは難しくなってきた感じを受けます。

さて、視聴者側からの疑問としては、
P2P型の翻訳システムによって中国語化されている海賊版と、
普通に翻訳している正式版はどちらがクオリティが高いのだろうかという点ではないだろうか。

いまのところ、日本のアニメは無料配信のところが多いので、それほどコストをかけられないはずです。
もしかして、翻訳は海賊版よりダメなんじゃないのか? そんな疑問も残るところです。
正式版=高クオリティとは断言できないところが何とも。

さて、アニメではないのですが、正式な無料マンガ配信というのを日本でもやっているようです。
配信されているマンガはドラゴンボールで、無料なので読んでみるかと思いサイトを開いてみると……

そこで見れるのは、謎の速読訓練装置と化しているドラゴンボール。見ればわかります。

※速読=1分で一冊読めますとかいうアレ。
恐ろしいスピードでコマが駆け抜けます。余裕で界王拳5倍いっているでしょう。
さすが配信元が鬼十則電通ですね。頭は常に全回転してれば、なんとか読めそうな気になってきました。

中国の海賊版でも、たぶん読者の事をもっと考えると思うのだが。
もし、今後の展開として、中国の海賊版が駆逐されて、こんなのばかりになったとしたら…
中国オタクのぼうどうが起こるに違いありません。 正式版微妙です。