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中国流学歴ロンダリング 中国国内の学生 中国国内の大学へ留学する!

日本では、あまり知られていない事だが、中国の有名大学に外人の留学生が入学することはとても簡単な事らしい。
知合いの中国の人が、中国人と留学生を同じレベルだと思うなよ! と言っていた。

つまり、外人が清華大学や北京大に留学生枠で入ることは、それほど難しくはないとのこと。
しかし、中国人がまともな入試(高考)でこれらの大学へ入学することは、先の記事にも書いた通りとてつもなく困難な道なのである。

同じ大学でも一方は入り易く一方は難しい。

こうした状況が存在していれば、全く同じ商品に大きな価格差があるのと同じ話なので、裁定取引が発生してくる。
つまり、その差を利用して、うまくやろうと考える者が続出するわけだ。

両親は100%中国人、さらに中国国内で育った完全な中国人の学生が、斡旋業者の力によりいきなり外国人のパスポート保持し、留学生として中国の大学に入学することがあるのだという。

まさに、猫ひろし状態である。彼がオリンピック移民なら、こちらは入試移民である。
http://baike.baidu.com/view/143662.htm

流石にこれは問題だろとなって、その外国にちゃんと2年以上滞在しているとか、外国籍になって何年間必要だとか、オリンピックと同じような規制ができつつあるのだという。
いやはや何ともという話である。


日本人なら、条件はクリアされているので、北京大に留学してみるのもいいかもしれません。
日本でなら北京大なら凄い! というイメージもありますし。これも一種の裁定取引、2国間の差をうまく活用する方法です。

さて、何故か中関村でで入学祝いにアップルシリーズ買ってくれとダタこねている新入生の話から、3回も連続で書いてしまいましたが、中国の入試制度って色々と複雑ですよね。