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テンセント QQ広告非表示プラグインをブロック

最近、一部のインターネットユーザーによると、よく使われるプログラム「QQ外掛」(プラグイン)がTencentにブロックされた。
このプログラムには友人や見知らぬ人のIPを表示し、広告を無くすなどの機能が付いてる。

Tencent方面からもこの情報は確認された。
Tencentによると、違法QQプラグインはユーザーのプライバシーや情報セキュリティに深刻な脅威をもたらす。
QQ外掛はQQのソフトウェアの完全性を破壊し、ユーザーのプライバシーを侵す。
また、ユーザーのローカルファイルを改ざんし、さらにトロイの木馬プログラムとしてユーザーのアカウントなどの重要な情報を盗む可能性がある。
ユーザーのプライバシーやと情報のセキュリティを保護するためには、Tencentは取り締まりを強化する予定だという。

インターネット著作権の弁護士によれば、QQ外掛の行為はテンセントQQへの不正コピー、改変、配布行為であり、Tencentの商業的利益を侵しているとしている。
Tencentへのの著作権侵害と不正競争の疑いがあり、そのためTencentの取り締まり行為は正当な利益を保護することである。

中国国内では、QQ外掛の権利侵害事件における裁判所の判例はすでに何件もあった。
2008年、「珊瑚虫QQ」(サンゴQQ)ソフトの開発者、陳寿福は裁判所に3年の禁固刑と120万元の罰金の刑罰が下された。

また、去年7月には「彩虹显」(レインボー) QQマウントソフトウェアが権利侵害と不正競争だと判定され50万元の賠償金の刑罰が下された。

広告ビジネスを行っているので、それをストップするということになれば権利侵害と言う事になるのでしょうね。
とはいっても、どの程度の個人情報を収集して広告を表示しているのか?
QQに限らずこのあたりがブラックボックスなので、消したいと考えるユーザーも多いのかもしれません。