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支付宝 威客(Witkey)などにもエスクロウ‐サービスを解放

12月20日、支付宝は担保取引開放計画をエスカレートさせ、威客(Witkey)などのサイトに支払ソリューションを提供することを発表した。
これらのサイトに資金信託管理、自動利潤分配などの核心的な機能を提供するという。

現在、中国国内の威客業界のビジネスモデルでは、まず依頼者側が威客サイトに信託し、仕事の完了が確認された後に威客サイトが賞金を威客(仕事の受注者)に支払う形となっている。
このプロセスの中では、威客サイトは実際には、第三者の資金管理の役割を果たしている。

中央銀行「非金融机构支付服务管理办法」(非金融機構支払サービス管理弁法)によると、非金融機構が支払サービスを提供するには「支付业务许可证」(支払業務許可証)を取得しなければならない。
いかなる非金融機構及び個人が許認可なしでネット支払いなどを含む支払い業務に従事または形式を変えて従事することは出来ない。
つまり、支払者と受領者の間の仲介者として一部或いは全部の資金転送サービスをしてはならない。

現在、大部分の威客サイトはライセンスなしで支払い業務に形式を変えて従事しており、大きな政策や法規のリスクに直面していることを意味する。
従って、威客類サイトが支付宝の担保取引開放計画に参加することにより、かなりの程度で威客業界の各種のリスクを解決できる。
さらには、威客サイトの運営コストを削減すると同時に、ユーザー体験の向上にも役に立つとしている。

現在のところ、「時間財富網」、「客客網」、「態度8調査網」、「問巻星調研網」などのサイトは既にこの計画に参加している。

この免許がないところでエスクローサービスをやりたいなら、全て何処かの傘下になるしかないと言う話ですね。
ヤフーやソフトバンクと大喧嘩して手中に収めたこの免許。それだけの価値は有ると言う事なのでしょうね。