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奇虎360 今後数年間はモバイルインターネットに投資

奇虎360は2011会計年度第三四半期の業績を発表した。財務報告書は奇虎360の第三四半期の売上高が4750万ドルであり、前年同期の1550万ドルに比べて207%増、対前期比で35%増だったことを示している。
純利益が1090万ドルで、前年同期の380万ドルに比べて186%増だった。

奇虎360今後数年間はモバイルインターネットへの投資を続けると取締役会長兼CEO周鸿祎が述べた。
彼によると、モバイルインターネットはインターネット発展の1つの重要な方向であり、モバイルインターネットは急成長の初期段階にあるとインターネットの業界をリードする企業が考えている。
スマートフォンは従来型の機能携帯電話に急速に取って代わっている。
インターネット企業は次々にモバイルインターネット分野へ力を入れて、自分の勢力圏の拡大を図っているため、今後数年間の競争が非常に激しくなる。
奇虎360将来はこの分野で長期的に資源を投入し続けていく予定だという。

現在のところ、モバイルインターネット方面で、奇虎360には360手機衛士、手機ブラウザーブラウザーHDバージョン、優化大師、支付保鏢、口信などの製品がある。
奇虎360のデータによれば、360手機衛士の市場シェアは既に60%を超えている。

また、財務報告書によると、9月30日まで、奇虎360の月間アクティブユーザー数が3.7億人に達しており、会社の製品が中国のインターネットユーザーの中での普及率が89%に達した。
奇虎360インターネットブラウザーの月間アクティブユーザー数が2.35億人に、ブラウザーの普及率は57%に達した。
360安全ウェブサイトリンク集ホームページの1日あたりのユニークビジター数が5500万人で、1日あたりのPV数が1.85億回だったという。