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捜狗 ブラウザ+検索モデル追求へ

捜狗(Sogou)が半年にわたって研究開発した「探索エンジン」は既に内部テストを開始しており、成熟したら市場にリリースする予定。
この「ブラウザ+検索」のモデルは検索分野の新たな競争へとつながるかもしれないとアナリストが考えている。

消息筋によると、このプロジェクトは捜狗内部に「探索2012計画」と呼ばれている。
その本質は新しいパーソナライズド検索推奨技術であり、ユーザーの具体的な訪問状況に応じて、クラウドにある検索結果を知能的に調達し、そしてブラウザクライアントを介してユーザーに興味のありそうな情報を正確に推奨することができる。
例えば、ユーザーがネットでショッピングする時、捜狗高速ブラウザは自動的に他のサイトの商品価格、ユーザーコメント、クーポンなどの関連情報を主動的にユーザーに推奨することができる。

流出された内部テストのインターフェイスによると、捜狗「探索エンジン」はEC分野、ニュース、航空券・ホテル、旅行、地元消費などのアプリケーションをカバーしている。

アナリストによると、Googleが事実上中国から撤退してから百度は中国の検索市場を支配している。
しかし、ブラウザの強化に伴って、「ブラウザ+検索」のモデルは既に新しい競争力を示し始めた。
360、捜狗などの企業は皆このモデルを探索し始めたら、百度のボックスモデルにある程度の圧力を与えると考えられる。

検索とブラウザを結合すれば、Googleにも対抗可能だと思えるのだが。MSあたりがやれば劇的な変化が訪れるだろうに。